NAUKA社がある神保町すずらん通りには、古本の夜市が立つ。師走の盛り――このすずらん通りも美しく飾られる。霧雨に濡れたアスファルトをあちらへふらふら、こちらへふらふら、夕飯を食べていない俺の足取りはひどくよろめいた。(李箱「失花」 岡裕美訳)