毎月8日18日28日 奉仕デー
神田神保町商店街
スヾラン通り
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神保町通りは、大正12年の関東大震災後にすずらん灯*が設置されたことを経て、すずらん通りと呼ばれるようになった。
NAUKA社がある神保町すずらん通りには、古本の夜市が立つ。師走の盛り――このすずらん通りも美しく飾られる。霧雨に濡れたアスファルトをあちらへふらふら、こちらへふらふら、夕飯を食べていない俺の足取りはひどくよろめいた。(李箱「失花」 岡裕美訳)
(147夜)
*すずらんを模した多灯型街路灯は、大正13年秋に京都電灯が、武田五一のデザインした街路灯を寺町通りに設置したことを機に全国へ設置が広まった。