元祖◎寿し
日本ばし
* * *
小磯土蔵の蛇の目寿司総本店は、日本橋区室町1丁目(現・中央区日本橋室町1丁目)にあった。
(925夜)
千束町通り入口の右角店。まぐろ料理と銘打って二階お座敷、下は腰掛け式です。(白木正光編『大東京うまいもの食べある記 昭和八年版』)
10月19日(土)野球見物七時起床 丸美屋で大阪寿司を買ひ外苑に出かける柳井 浩将 荒田と同席慶応対立教 5:1早稲田対明治 6:2ともに面白からず来る筈の池忠 風邪心地にて一日静養との事也のち出社 配役相談八時霊岸島に橋本泰太郎 奥山正次郎着く 両君の賢弟と吉田与三と共に銀座うら若作久に行く(小津安二郎日記「1935(昭和10)年」)
ズラリと電燈で軒を飾り、一方は江戸ッ子好みの屋台風になって、たち食ひも出来る洒れた構へ。以前活動の弁士華かなりし頃は、映画人の人気を集めて、よく有名無名の弁士諸君がこゝの屋台でぱくついたもので、こゝのオタチはまた格別うまいと評判でした。(白木正光編『大東京うまいもの食べある記 昭和八年版』)
まぐろ鮨一つ十銭。多少より好みをすると一つ十五銭、二十銭云った相場。懐の淋しい時には滅多に近寄れませんが、鮨党をもって自任する諸君の一度は是非食べなければならぬところです。(白木正光編『大東京うまいもの食べある記 昭和八年版』)