ズラリと電燈で軒を飾り、一方は江戸ッ子好みの屋台風になって、たち食ひも出来る洒れた構へ。以前活動の弁士華かなりし頃は、映画人の人気を集めて、よく有名無名の弁士諸君がこゝの屋台でぱくついたもので、こゝのオタチはまた格別うまいと評判でした。(白木正光編『大東京うまいもの食べある記 昭和八年版』)