明治大正時分から学生連のクラス会、県人会、送別会等にお馴染みの家です。まアちんや、米久流の経営法ですが、座敷も多く、家族連れで鍋を賞味するにもよろしい。牛鍋(四十五銭)。表に祝儀御遠慮の立看板の出てゐるのは男らしくてよろしい。(白木正光編『大東京うまいもの食べある記 昭和八年版』)