TOKYOSTATION HOTEL
SEIYO-KEN
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東京ステーションホテルは、大正3年に竣工した東京駅(鉄骨レンガ造 地上3階 辰野金吾設計)の駅舎で大正4年11月に開業した。
ホテルの経営は昭和8月12月に精養軒から鉄道省に移り、名称が鉄道ホテル*になった。
十二月四日 土五百円では足りないので色色こまる。午後、共同印刷にて文藝春秋の齋藤氏に会い、百円借りる事にした。帰りに矢来森田たまさん、七郎さんを訪ふ。バスで助にあい一緒に帰る。お隣の阪井さんへ挨拶に行った。夜、東京駅の鉄道ホテルへ来た。改造の原稿がすむ迄、当分いるつもり也。(内田百間日記「昭和十二年」)
(151夜)
*鉄道ホテルは昭和25年から東京ステーションホテルの名称に戻った。