十二月十六日 木朝から原稿を書く。東京日記、漸く終る。二十三章九十六枚也。改造記者二度来。こひ来、唐助来。夕、四谷見附三河やへ伊之研の会に行く。帰りに米川へより、半月ぶりに琴をひいた。(内田百間日記「昭和十二年」)